子育てと介護で二重の負担。過酷なダブルケアの実態とは?

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子育てと親族の介護を同時期に行わなければいけないダブルケア
子育てだけでも大変なのに、介護までしなければいけないという状況は
実はとても過酷

晩婚化や出産年齢の高齢化に伴って、
日本では約25万人が直面していると言われている。
その数は年々増える一方。

ダブルケアは決して他人事ではないんだ。
あなたにも突然やってくるかもしれないよ。

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私の過酷なダブルケア体験談

実を言うと、私もダブルケアの体験者なんだ。

きっかけは、義父が脳梗塞になったこと。
そこから鬱病を発症し、さらに認知症へと発展していったんだ。

私の場合は、義母も介護に携わっていたので、
他の人よりはいくらか楽だったのかもしれない。
それでも子育てと介護の両立は、それはそれは過酷なものだったよ。

ちょうど息子が、生後2ヶ月くらいの時だった。

一番大変だったのは、義父を一日に何度も何度も
病院へ連れていかなければいけないことだった。
心臓が悪かったこともあって、病院依存症みたいになってしまってたんだ。

その頃、夫は単身赴任で不在だったため、
車を運転できるのが私しかいなかったんだよね。

多い時で、一日に7回ほど病院へ通ったことがある。
近くの病院だけならまだいい。
往復2時間以上かかる病院へも一日数回通いたがった。

連れて行かないと、大暴れしてガラス割っちゃうし。
自分で救急車呼んじゃったりもするし。
そのうち病院の先生も「また来たのかよ」的な雰囲気をかもし出すようになっちゃうし。

さっき病院から帰って来たかと思うと、10分もたたないうちに

「くみかさーん、お父さんを病院に連れてってちょうだ~い」

という義母の声が聞こえる。
しかも日中だろうが夜中だろうがお構いなし。
そのたびに、まだ小さな息子を実家へ預けなきゃいけないのも
なんだか心苦しかったな。

3時間おきの息子の授乳だけでも十分大変なのに
義父が経営していた店の手伝いと、病院通いのおかげで、
休める時間なんてほとんどなかったんだ。

一日の睡眠時間は1時間から、多くても2時間がせいぜいだったかな。

寝不足のせいで、めまいやフラつきはしょっちゅうだったし、
車を運転しても、どこをどう通って帰ってきたのか覚えていないくらい、
心身ともに疲れ切ってた。

「誰か助けて」って、息子を抱きしめながら毎日1人で泣いてたよ。
ほんとに辛くて辛くてしょうがなかったんだ。

今はもうそんな状況から開放されているけど、
真夜中に義母が私の名前を呼ぶ声が聞こえて動悸が止まらなくなったり、
病院に行くと胸が重苦しくなったり、
あの時のことは今でもちょっとトラウマになっている。

ダブルケアはその時だけで終わるんじゃないってこと。
後々にまで与える影響の大きさをつくづく感じているよ。

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ダブルケアを経験してわかったこと

実際にダブルケアを経験してわかったことがある。
それは、ダブルケアの『何が』大変なのかということ。

1.女性の負担が大きいこと

夫の協力を得られないことが、ダブルケアの大変さを増加させている。
子育ても、介護も、女性がやって当たり前だと思っている男性はまだまだ多い。

肉体的にも精神的にも、女性の負担は大きいなと感じるよ。

2.一人三役をこなすこと

子供の『母』として、
家の 『嫁』として、
夫の 『妻』として、

一人で三役をこなさなくてはいけない。

母になったり、嫁になったり、妻になったり、まったく違う役を
目まぐるしく取っ替え引っ替えしなければいけない。
うまく切り替えができないと、それは大きな負担になってしまうよ。

3.悩みの共有ができないこと

子育ての悩みだけなら、いくらでも共有できる。
「あーそれわかる!」って言ってもらえるだけで、心は軽くなるよね。

→子育てをストレスと感じさせないためにできること

でも、ダブルケアの悩みを共有できる相手ってなかなかいないんだよ。
誰かに話しても

「ふーん、大変だねー」

ぐらいにしかわかってもらえない。
結局一人で抱え込んでしまいがちになるから、精神的にしんどい。

4.子供に与える影響のこと

介護が始まると、必然的に子供との時間は減ってしまう。
子供とのコミュニケーションがとりにくくなる分、
子供もストレスを感じてしまうし、ママも罪悪感に悩まされる。

さらに、介護している相手が大声を出したり、異常な行動をとることで
子供が不安を感じてしまうことがあるんだ。

子供に対してのケアは、最重要課題だね。

ダブルケアへの心構えをしておこう

いつ突然やってくるかわからないダブルケア。
公的な支援制度や対策は、まだまだ整っていないのが現状。

だからこそ、もしもその時がやってきたらどんなふうに向き合うか
家族で事前に話し合っておくことはとても大切だよ。

  • 夫に協力してもらうことはできるのか。
  • 介護施設やヘルパーなどの利用はできるのか。
  • 実家や親戚など、協力してもらえる人はいるのか。
  • 支援施設など、相談先の確認

などを話し合っておくといいね。

他人事とは決して思わないでほしい。
自分にもダブルケアの可能性があることを、心に刻んでおこう。

【参考】ダブルケア 相談先

  • 地域の介護施設、ケアマネージャー
  • 子育て支援センター
  • 男女共同参画センター
  • 保育所、一時預り施設    など
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