4年前のある日、
「耳がいた~い」
突然のことだった。
さっきまで元気に遊んでいた息子が、急に泣き出したんだ。
その痛がりようは、ほんとに可哀そうなものだった。
その原因は?
Contents
鼻水すすってないかな?
耳が痛いということは中耳炎かな?という予想はついたものの、
病院はやっていない時間だったから慌てふためいた記憶がある。
結局、冷やすことで痛みが和らいだので、朝が来るのを待ってから耳鼻科へ。
原因は、なんと鼻水だった。
耳が痛いのに鼻水?と思わない?
実は、鼻水をすすることで副鼻腔炎にかかり、
さらにその細菌が耳に入り込んで中耳炎を起こしていたんだよ。
レントゲンをとると、鼻の周りが膿で真っ白になってた。
子供ってよく風邪をひくよね。
そのたびに、ずずずず~~~っと
鼻水をすすってない?
鼻水ぐらいたいしたことないだろうって、放っておいてない?
私もそうだった。
風邪が治れば、鼻水も治るだろうくらいにしか思っていなかったんだよね。
けれどそんな子は要注意!
知らず知らずのうちに、副鼻腔炎にかかっている可能性があるよ。
そのまま放っておくと、中耳炎になってしまうかもしれないよ。
副鼻腔炎って何?
副鼻腔炎とは、ウイルスや細菌に感染し、鼻の周りにある副鼻腔と呼ばれる空洞に
膿が溜まってしまう病気のこと。
副鼻腔炎の症状
頭痛
黄色いドロッとした鼻水
鼻づまり
鼻の奥の痛み
急性副鼻腔炎
風邪やインフルエンザなどがきっかけでかかることが多い。
一ヶ月ほどで自然治癒することも多いが、
放っておくと慢性副鼻腔炎になってしまう可能性がある。
慢性副鼻腔炎
「蓄膿症」と言えば分りやすいかもしれないね。
三ヶ月以上にわたって、急性副鼻腔炎の症状が続いた状態のことを言う。
こうなるとなかなか治りにくくなってしまうので、早期治療が大事だよ。
副鼻腔炎放置は厳禁!更なる病気を引き起こすかも!
私も、「鼻水くらいたいしたことない」と放置していた一人。
その結果が中耳炎だったんだ。
息子の場合は、滲出性中耳炎と言われるものだった。
滲出性中耳炎は急性中耳炎とは違って、発熱や耳垂れもないし、痛みが出ないことも多いので、なかなか気づきにくい中耳炎。
息子はたまたま痛みが出たので気付くことができたけど、
痛みがなければまったく気付かずに今まで来ていたかもしれない。
そう思うとちょっと怖いよね。
だって放置することで難聴になってしまうこともあるし、
言葉の発達や学習力の低下にもつながるっていうんだから。
耳鼻科の先生曰く、副鼻腔炎からの中耳炎を防ぐには、
鼻水をきちんと正しくかむことが一番だそう。
とは言ってもね、子供のことだからそんなうまくはいかない。
「ちゃんとかみなさい」と言ったところで、素直に聞くわけないしね。
うちの息子なんて、私がティッシュを持った時点で逃げ回ってたよ(笑)
幼稚園や学校にいる時までは、目も行き届かないしね。
多分私の知らないところで ずずずず~~~ っとやっちゃってたんだろうな。
治療は時間がかかる
そんなわけで、副鼻腔炎4回、滲出性中耳炎2回やった経歴をもつ息子。
結局よくなったり悪くなったりの繰り返しで、4年間病院へ通いっぱなし。
大変だよ。
耳鼻科の治療って、ほんと時間がかかるんだよね。
「もう大丈夫ですよ」なんて言われる日は来るのか?と思うほど。
長すぎて途中であきらめた、なんて話もよく聞かないかな?
実は私も、ちょっとくじけそうになったことが何度かあるんだ。
でも、またあの痛い思いを子供にはさせたくないからね。
頑張って通ってるよ。
発見が早ければ早いほど、治療も短くて済むよ。
少しでも副鼻腔炎の症状が現れたら、すぐに耳鼻科を受診してね。
今回の格言
鼻水はちゃんとかまなきゃ痛い目みるよ