毎年冬になると流行し始めるインフルエンザ。
でも今年はちょっと様子が違うらしい。
9月には早くも学級閉鎖をする学校も出始めている。
さらに、インフルエンザのワクチンも不足しそうだという情報もあり
子供を持つ親としては気になるところ。
2017年から2018年にかけての
インフルエンザの傾向について見てみよう。
2017~2018年インフルエンザの傾向
今年のインフルエンザは、すでに9月の段階で
例年の6倍近い感染者が報告されていると言う。
今シーズンは、インフルエンザの流行が
いつもより早まるのではないかと予想されているよ。
また、すでに感染した人の9割が、A型に感染していたことから
A型インフルエンザが流行する傾向にあると予想されている。
さらに最近の研究では、高熱や頭痛、鼻水や咳といった、
本来インフルエンザにかかると現れるはずの症状がまったくない
『無症候性感染』というものがあるということが明らかになったんだ。
しかも、この無症候性感染を起こしている人の数は、
通常のインフルエンザ症状が現れる人の何倍もいるのだそう。
症状がまったくないから、周りも本人も感染していることに気づかない。
そして自覚症状のないままウイルスを撒き散らし、
インフルエンザの拡大を助長させているということもわかっている。
例年より早目に、しっかりとした予防対策に取り組むことが大切だ。
予防接種のワクチンが不足している?!
インフルエンザのワクチンは、
その年に流行しそうな型を予測して製造されるため、
毎年新しいものに作り直されることになる。
ただ今年は、流行しそうな型の予測を途中で変更したため
製造が遅れてしまい、ワクチン不足が心配されているよう。
事実、ワクチン不足のために
予防接種の予約を早々に打ち切った病院も多い。
12歳以下の子は、ワクチンを2回摂取することが推奨されている。
でもそんな状態で、果たして2回きちんと受けさせてやれるのか、
不安なところではあるよね。
厚労省では、
買い占めなどがなければ、シーズン全体としては
去年と同じ程度のワクチンの接種者数は確保できる。
としている。
過剰に心配することはないのかもしれないけれど、
あらかじめ病院への確認はしっかりとしておく必要がありそうだ。
まとめ
インフルエンザ対策としては、ワクチン接種がとても有効だ。
けれど、インフルエンザの流行が早まりそうだということ、
無症候性感染の可能性もあるということ、
そして、ワクチンが不足するかもしれないということ。
これらのことを踏まえて考えると、
予防接種だけに頼りすぎるのはとても危険。
手洗いやマスクなど、日頃からの予防対策をしっかりとしておこう。