都内でRSウィルスの感染者が過去最高に!
今年は大流行の兆しが見え始めているという。
子供がかかると重症化しやすいというRSウィルス感染症。
症状や原因を知って、しっかりと予防対策をとっておきたいね。
RSウィルス感染症の症状と原因
『RSウィルス感染症』と聞いても、
あまりピンとこない人も多いんじゃないかな。
実は、2歳までに、ほぼ100%の子供がかかったことがあると言われるほど、
感染力がある病気なんだ。
どんな症状があるのか、その原因は何なのか見てみよう。
感染する原因
RSウィルス感染症は、RSウィルスが原因で引き起こされる呼吸器疾患だ。
主に、咳やくしゃみによって感染する飛沫感染と、
手についたウィルスが何かの拍子に
体内に取り込まれる接触感染によって感染する。
子供が多くかかると言われているけれど、
実際には大人もかかることは十分ありえるんだ。
でも、症状が風邪と似ているため、
RSウィルスに感染していることに気づかないまま
子供と接触してしまうことが原因の一つでもある。
RSウィルス感染症の症状
感染後は4~6日の潜伏期間を経て、
鼻水や発熱などの症状が始まる。
多くの場合、鼻風邪のような軽い症状で治まるけれど
重症化すると肺炎や細気管支炎を引き起こすこともあるので
注意が必要だ。
通常は1~2週間ほどで回復する。
風邪とよく似ているので、症状だけでRSウィルスと見分けることは難しい。
子供に感染させてはいけない理由
RSウィルス感染症は、年齢が低いほど感染した時のリスクが高いんだよ。
乳幼児が感染すると、およそ3割の子が
肺炎や細気管支炎を引き起こすと言われている。
さらに月齢の低い新生児に至っては、
無呼吸発作を起こして、最悪の場合、死に至るケースもあるんだ。
乳幼児突然死症候群(SIDS)というのを聞いたことがあると思うけど、
その中には、RSウィルス感染症にかかっていた
ということもよくあるのだそう。
ちょっと怖いよね。
そのように重篤な事態にならないように
日頃から意識して予防することが大切だね。
RSウィルスの予防対策
RSウィルス感染症を予防するにはどんな対策をとったらいいんだろう。
残念ながら、インフルエンザとは違って
RSウィルス感染症に有効な予防接種はない。
家庭でできる予防対策としては、感染経路である
飛沫感染と接触感染を断つしかないんだ。
- 手洗いうがいの徹底
- ドアノブやおもちゃの消毒
- 不必要な外出を控える
- 風邪かな?と思ったらマスクを着用し、
子供との接触をできるだけ避ける
などが有効だ。
ちょっとした心がけで、感染のリスクを減らすことができるよ。
まとめ
大人にはさほど影響のないRSウィルス感染症だけど、
子供にとっては命取りになってしまうこともある。
ある意味、インフルエンザよりも怖いよね。
ただの風邪だろうなんて思わないで、
症状が現れたら、きちんと医師に診断してもらおうね。
家族全員が協力して、RSウィルス感染症から
子供を守ってあげよう。